うーん、そぉいえば近ごろの若い奴らは酒さえ呑みにいかんではないか。という、話ではない。
好き嫌いは別にして
日本酒を呑む文化が廃れてきたことが大きい。
うむ、瓶ビールの頃にはまだ酒を通しての本当の日本文化があったのだ。
要するに、
差しつ差されつ
というやつだ。
うんうん、
お前の気持ちはよくわかったヨ。
大変だったなぁ。
俺が至らずに済まなかったなぁ。
まぁ、もう一杯飲め。
そら、おーーーーっとっっっと。
いえいえ、
生意気なことを言って、僕の方こそ申し訳ありませんでした。
などと、差しつ差されつが
お互いの心のギャップを埋めてきたのだ。
もう、言うな!
水に流そうじゃないか。
そら、もう一杯。
というやつだ。
女の黙って注ぐいっぱいもいい。
何も言わなくてもいいわよ。
強がってるけど本当は辛いんでしょ。
今夜は呑んで。
あ、ちょっと燗を見てくるわ。
あなたの好きなのは、耳たぶに当てて気持ちいい温度だもんね。言われなくてくってもとっくにそんなことぐらい分かんなくて、あなたの晩酌には付き合えないわ。
なんて側でささやくオンナも
差しつ差されつの世界がつくる(笑)
それが、いつしか
生ビールが主流となり、
気を遣わないで呑むには、生ビールが欠かせなくなり、そして
申し訳ありませんでした。
と、一杯日本酒など注ぎながら
若い方から謝る。
という、タイミングさえ
日本の酒文化には無くなってしまったのだ。
そう、
だから僕はいつまでたっても
みなさんに謝れないのでぷ。
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